神田明神江戸城の鬼門を守る神やしろ

　一乃宮大己貴さま二乃宮少彦名さまを言祝く

おさめ鉾おきて語らひなすきずな結び紐とく地を国となす

　三乃宮平将門さまを言祝く

国が獅子美鬣いさおな牙貌なり爪は捕り方鉤は狩り方

　大己貴さまの説話を言祝く

陸はるかあざむき渡らん和邇いかだ舌禍辛命皮はげ生尽

八十が偽禍すくいたまわん蒲穂肌比売の芳妙得たるは寛仁

026. おさめほこおきてかたらひなすきずなむすびひもとくちをくにとなす

お　さめほ　　　こ
お　きてかたら　ひ
な　すきず　　　な
む　すびひもと　く
ち　をくにとな　す

「おおなむち」「すくなひこ」

027. くにがししびりょういさおながぼうなりつめはとりかたかぎはかりかた

く　にがし　　　　し
び　りょういさお　な
が　ぼうな　　　　り
つ　めはとりか　　た
か　ぎはかりか　　た

「くびがつか」「たたりなし」

028. おかはるかあざむきわたらんわにいかだぜっかしんみょうかわはげしょうじん

おかはる　　　　か
あざむきわたら　ん
わにいか　　　　だ
ぜっかし　　　　みょう
かわはげしょう　じん

「かんだみょうじん」

029. やそがぎかすくいたまわんがまほはだひめのほうみょうえたるはかんじん

やそがぎ　　　か
すくいたまわ　ん
がまほは　　　だ
ひめのほう　　みょう
えたるはかん　じん

「かんだみょうじん」

うたのみあらか