うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

月読命

遠野市綾織町 綾織駒形神社 ふしくれのみごとひとすじ詣でまくに

岩手県遠野市綾織町 綾織駒形神社 月讀之神に奉る 利根なる御前ばしらの弥堅くもあたら乾びぬかなしきろかも 811. りこんなる おまえばしらの やがたくも あたらからびぬ かなしきろかも 利根なる御前柱の弥堅くも惜乾びぬ悲しきろかも り こ んなる お ま …

伊予市上野 伊予神社 時じくのかくのこのみの いよそ生る

愛媛県伊予市上野 伊予神社 月読尊に奉る いろ柑子よみ神ながらうづなえばえも枝々にのぼるつくよみ 810. いろこうじ よみかんながら うづなえば えもえだえだに のぼるつくよみ 色柑子好み神ながら珍なえばえも枝々に上る月読 い ろこうじ よ みかんながら …

山形県庄内町 月山神社 石積みに影をともして月の山

山形県東田川郡庄内町 月山神社 月読命に奉る つくよみは山の端よすがあかしつつ籠もるさ満つさまどいふるらん 719. つくよみは やまのはよすが あかしつつ こもるさみつさ まどいふるらん 月読は山の端寄す処明かしつつ籠もるさ満つさ惑い降るらん つくよみ…

東海道五十三次 十二の宿 駿河国駿東郡 沼津宿 月そねみつつひとりかも寝む

駿河国駿東郡(静岡県沼津市) 沼津宿 沼津 黄昏図 広重の手によせ 言祝く ぬか星は枕くやことしりづらにます心かげ見せぬ貴のみことと 617. ぬかぼしは まくやことしり づらにます うらかげみせぬ うずのみことと 糠星は枕くや事知り面に座す心影見せぬ貴の…

東海道五十三次 十二の宿 駿河国駿東郡 沼津宿 夜さともす神代の祖の顔なじみ

駿河国駿東郡(静岡県沼津市) 沼津宿 沼津 黄昏図 広重の手によせ 言祝く ぬばたまの真宵どき道づれひとつ まろきつくよみ旧きともがき 616. ぬばたまの まよいどきみち づれひとつ まろきつくよみ ふるきともがき 射干玉の真宵時道連れ一つ 円き月読旧き友…

東海道五十三次 十二の宿 駿河国駿東郡 沼津宿 道ゆきは暮れて猿田の赤ら顔

駿河国駿東郡(静岡県沼津市) 沼津宿 沼津 黄昏図 広重の手によせ 言祝く 月読のてらすうつしみ濡るる三枚橋 こころづからゆらめく 614. つくよみの てらすうつしみ ぬるるさん まいばしこころ づからゆらめく 月読の照らす映し身濡るる三枚橋 心づから揺ら…

西武新宿線 上石神井駅 石神井城 愛宕山城 人も世もまろき月こそめでたけれ

東京都練馬区 西武新宿線 上石神井駅 石神井城 愛宕山城 言祝き 道灌と川瀬巴水を偲び 月読命に奉る 神し身に益をたのまば陣にいづ 往にしもおなじ巴水の月なれ 524. かみしみに やくをたのまば じんにいづ いにしもおなじ はすいのつきなれ 神し身に益を頼…

川崎市麻生区 柿生駅 禅寺丸柿 月読神社 まどかなる朱のたま

神奈川県川崎市麻生区 柿生駅 禅寺丸柿 月読神社 月読尊に奉る かかはゆききみのやしろに食す月の朱き甘けき禅寺丸とう 471. かかはゆき きみのやしろに おすつきの あかきあまけき ぜんじまるとう かかはゆき君の社に食す月の朱き甘けき禅寺丸とう か かは…

壱岐市芦辺町 国分東触 月讀神社 隠れうとめば昼の月

長崎県壱岐市芦辺町 国分東触 月讀神社 月読命に奉る 弧ひきたる黄金のどちは不精にも降り明かすらむ怜悧めかして 446. こひきたる くがねのどちは ぶしょうにも ふりあかすらむ れいりめかして 弧曳きたる黄金のどちは不精にも降り明かすらむ怜悧めかして …

長崎県 壱岐の島 太古より海の要衝 あめひとつばしら

長崎県壱岐市 壱岐の島 言祝く 息の緒ののどめの助けとましまさね 海原の島 夜の月読 445. いきのおの のどめのすけと ましまさね うなばらのしま よるのつきよみ 息の緒ののどめの助けと坐しまさね 海原の島 夜の月読 いき のおの の どめのすけと まし ま…

壱岐の島 月讀神社 みやしろの影うつろえど うつす月はひとつ

壱岐の島 月讀神社 月読命に奉る つつめける樹々のつつめる宵うつつ見つつ月ふる壱岐の津つ浦 444. つつめける きぎのつつめる よいうつつ みつつつきふる いきのつつうら 囁ける樹々の包める宵現見つつ月降る壱岐の津つ浦 つ つめける き ぎのつつめる よ …

月読命こそ

夜の食国の神 月の神 月読命 誓ふ 尽きし日の繰れり暮るれば夜を暗みみかげたまわる月し神なれ 302. つきしひの くれりくるれば よをくらみ みかげたまわる つきしかみなれ 尽きし日の繰れり暮るれば夜を暗み御影賜る月し神なれ つ きしひの く れりくるれば…

東京都 中央区 月島 何もかも見られていた

東京都 中央区 月島 月読命に奉る 佃橋ゆ きしかた仰げばまどかなる月読ひとつわけしりにます 067. つくだばしゆ きしかたあおげば まどかなる つくよみひとつ わけしりにます 佃橋ゆ 来し/岸 方仰げば円かなる月読一つ訳知りに坐す つ くだばしゆ きし かた…