うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

戦後復興~平成のころ

新元号 令和 みましの梅はいまし匂ひぬ大宰帥よ

新元号「令和」 平成三十一年四月一日 言祝く このみよはわが終のみよ わが君の斎ひ布くみよ歴歳つまね 842. このみよは わがつひのみよ わがきみの いはひしくみよ れきさいつまね 此の御世は吾が終の御世 吾が君の斎ひ/祝ひ布く御世 歴歳積まね このみよは…

西武新宿線 東村山駅 東村山音頭 一家そろいし茶の間もむかし

東京都東村山市 西武新宿線 東村山駅 東村山音頭 言祝く 半ドンの日が落ちゆきてしむらなるやさおとこ世にまして郷祝く 533. はんどんの ひがおちゆきて しむらなる やさおとこよに ましてさとほく 半ドンの日が落ち行きて志村なる優男世に申して郷祝く はん…

西武新宿線 中井駅 林芙美子記念館 花ごよみさすらい安堵の灰始末

東京都新宿区 西武新宿線 中井駅 林芙美子記念館 言祝き かつての家人を偲ぶ ながれぐも風にさすらういくとせのついのすみかもやがて去にけり 515. ながれぐも かぜにさすらう いくとせの ついのすみかも やがていにけり 流れ雲風に流離う幾年の終の住処もや…

徳島県美馬市 中鳥 伊射奈美神社 川中の島を去にけり 母も子も

徳島県美馬市美馬町中鳥 伊射奈美神社 伊邪那美尊に奉る 夏さりて霖雨ばかりの訪う日には隠れし子らの何そ思ほゆる 504. なつさりて りんうばかりの とうひには かくれしこらの なそおもほゆる 夏去りて霖雨ばかりの訪う日には隠れし子らの何そ思ほゆる なつ…

国鉄香月線 新手駅 新手本坑 昭和二十九年 閉山

国鉄香月線 新手駅 偲ぶ あたらヤマの落莫知るや鉄軌にもわだち絶ゆれば錆しかりけり 258. あたらやまの らくばくしるや てっきにも わだちたゆれば さびしかりけり 可惜ヤマの落莫知るや鉄軌にも轍絶ゆれば錆しかりけり あ たらやまの ら くばくしるや て …

国鉄香月線 起点 中間駅 3/83の乗り合い列車

国鉄香月線 起点 中間駅 郷里の先つ兄を偲ぶ なじみある顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾さしゆく 257. なじみある かおもあどなき まいのあさ きしゃはかつきゆ おりおさしゆく 馴染み有る顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾差し行く な じみある か …

筑豊電鉄 筑豊中間電停 1971年7月5日 中間パレスボウル オープン

筑豊電鉄 筑豊中間電停 中間パレスボウル(後のにしてつストア) 往時を偲ぶ かまえ立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館もやがてひさげり 255. かまえたち なぐるたまもて ほうびょうを ちくせしたちも やがてひさげり 構え立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館もやが…

宮崎県 青島 昭和中期 新婚旅行の聖地

宮崎県 偲ぶ 青島や見ては詣でくる八十ひとのざざめきたけみ奇岩涸びぬ 192. あおしまや みてはまでくる やそひとの ざざめきたけみ きがんからびぬ 青島や見ては詣でくる八十人のざざめき猛み奇岩涸びぬ あおしまや み てはまでくる や そひとの ざ ざめき…

山手線 田町駅 芝浜 博徒「隼の七」 高座では三木助

山手線 田町駅 芝浜 言祝く 七の字が晩節かざる匠わざ まさかにうつす千代の芝浜 087. しちのじが ばんせつかざる たくみわざ まさかにうつす ちよのしばはま 七の字が晩節飾る匠技目前に映す千代の芝浜 し ちのじが ば んせつかざる た くみわざ ま さかに…

山手線 有楽町駅 1957年 そごう開店 地を讃めあげし流行歌

山手線 有楽町駅 1957年 そごう開店 往時をしのぶ ゆかばやとうきたつ子らはラジオまねくちさかしらに夜さり深めぬ 084. ゆかばやと うきたつこらは らじおまね くちさかしらに ようさりふかめぬ 行かばやと浮き立つ子らはラジオ真似口賢しらに夜さり深めぬ …

筑豊本線 遠賀川橋梁 あかつき3号 夏休みの夢かうつつか

筑豊本線 遠賀川橋梁 あかつき3号 少年期のおぼろな記憶をいぶかしむ なきしのぶ川辺のかげはまことしくあかつきかけし夢を見つれか 046. なきしのぶ かわべのかげは まことしく あかつきかけし ゆめをみつれか 鳴き忍ぶ川辺の影は真しくあかつき駆けし夢を…

西鉄北九州線 砂津 - 黒崎駅前 1992年10月24日 廃止

西鉄北九州線 砂津 - 黒崎駅前 終の日を思う 過ぎかれて何そなつかしき終の朝 埋けし轍ろ鈍とひかめく 019. すぎかれて なそなつかしき ついのあさ いけしわだちろ にびとひかめく 過ぎ離れて何そ懐かしき終の朝 埋けし轍路/ろ鈍とひかめく す ぎかれて な …