中間市
福岡県中間市 堀川の中間唐戸 厳島神社 市杵島姫命に奉る 橋たもと祀る比売御の神からにながれゆかまく堀の浅水 817. はしたもと まつるひめごの かむからに ながれゆかまく ほりのあさみづ 橋袂祀る比売御の神柄に流れ行かまく堀の浅水 はしたもと ま つる…
福岡県中間市土手ノ内 筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 気宇や真帆 うがちし八百日杲々とまばゆき末をえも幸うべし 747. きうやまぼ うがちしやおか こうこうと まばゆきすえを えもちわうべし 気宇や真帆 穿ちし八百日杲々と眩き末をえも幸うべし き う…
福岡県中間市中尾 惣社宮 大己貴大神に奉る なれむつむ川べの山のおやしろも唐戸にくれぬ えも己貴ます 412. なれむつむ かわべのやまの おやしろも からとにくれぬ えもなむちます 馴れ睦ぶ川辺の山の御社も唐戸に呉れぬえも己貴ます な れむつむ か わべの…
筑豊本線 筑前垣生駅 垣生公園 埴生神社 言祝く 詣でみち かっぱの斎く神の御前うてば八幡 花もほころぶ 281. もうでみち かっぱのいつく かみのごぜ うてばはちまん はなもほころぶ 詣で道 河童の斎く神の御前打てば八幡 花も綻ぶ もうでみ ち かっぱのいつ…
筑豊本線 中間駅 遠賀川橋梁 言祝く 長津辺や嵩つむ煉瓦にまみゆれば明治の汗は黒く染み沁み 280. ながつへや かさつむれんがに まみゆれば めいじのあせは くろくしみじみ 長津辺や嵩積む煉瓦に見ゆれば明治の汗は黒く染み沁み な がつへや か さつむれんが…
国鉄香月線 岩崎駅 偲ぶ 汽車ゆけばさかる蛍のわがままに美しき尾灯を恋ひつ掃ひつ 259. きしゃゆけば さかるほたるの わがままに いしきびとうを こひつはらひつ 汽車行けば盛る蛍の我が儘に美しき尾灯を恋ひつ掃ひつ き しゃゆけば さ かるほたるの わ が…
国鉄香月線 新手駅 偲ぶ あたらヤマの落莫知るや鉄軌にもわだち絶ゆれば錆しかりけり 258. あたらやまの らくばくしるや てっきにも わだちたゆれば さびしかりけり 可惜ヤマの落莫知るや鉄軌にも轍絶ゆれば錆しかりけり あ たらやまの ら くばくしるや て …
国鉄香月線 起点 中間駅 郷里の先つ兄を偲ぶ なじみある顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾さしゆく 257. なじみある かおもあどなき まいのあさ きしゃはかつきゆ おりおさしゆく 馴染み有る顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾差し行く な じみある か …
国鉄香月線 中間-香月 昭和六十年四月一日廃止 偲ぶ 長津野は化石の洲にましますか 西つ東つヤマの溢れき 256. ながつのは かせきのしまに ましますか にしつひがしつ やまのあふれき 長津野は化石の洲に坐しますか西つ東つヤマの溢れき な がつのは か せ…
筑豊電鉄 筑豊中間電停 中間パレスボウル(後のにしてつストア) 往時を偲ぶ かまえ立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館もやがてひさげり 255. かまえたち なぐるたまもて ほうびょうを ちくせしたちも やがてひさげり 構え立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館もやが…
筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 卉木さえうつろう逢う魔が時に若子屋下につどう 駆けて電車来 250. きぼくさえ うつろうおうま がときにわこ おくかにつどう かけてでんしゃこ 卉木さえ移ろう逢う魔が時に若子屋下に集う駆けて電車来 きぼ ぼくさ え う…
中間市 垣生公園 言祝く 花葉吹く無為の日和に小舟さしうしろにくくる延壽橋かも 234. はなはぶく ぶいのひよりに こぶねさし うしろにくくる えんじゅばしかも 花葉吹く無為の日和に小舟差し後ろに潜る延壽橋かも は なはぶく ぶ いのひよりに こ ぶねさし …
中間市 堀川の中間唐戸 厳島神社 市杵島姫命に奉る 道ぬしのまねくほこらにかしこめば流れはひらく堀川唐戸 233. みちぬしの まねくほこらに かしこめば ながれはひらく ほりかわからと 道主の招く祠に畏めば流れは開く堀川唐戸 みちぬしの ま ねくほこらに …
中間市 堀川 伝承によせて偲ぶ わきまえし河童ひそみぬ律儀にもほとびたらめやほのみえなくに 232. わきまえし かっぱひそみぬ りちぎにも ほとびたらめや ほのみえなくに 弁えし河童潜みぬ律儀にも潤びたらめや仄見え無くに わ きまえし か っぱひそみぬ り…
筑豊電鉄 土手の内電停 世界遺産 遠賀川水源地ポンプ室 言祝く 歳ふれどみましが汲みて製鉄の冷持をになう 幸えみちみち 171. としふれど みましがくみて せいてつの れいじをになう ちわえみちみち 歳古れど汝が汲みて製鉄の冷持を担う幸え道々 としふれ ど…
筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 黄金めき初心めく笑壺恋いしらう駅家よ 泣き顔えや見過ぐすか 158. こがねめき うぶめくえつぼ こいしらう うまやよなきがお えやみすぐすか 黄金めき初心めく笑壺恋いしらう駅家よ泣き顔えや見過ぐすか こ がねめ き う…
福岡県中間市 筑豊電鉄 通谷電停 言祝く 地のそこに駆けこしはまた駆けゆけり 吊りかけの音にぶく鳴しつつ 157. ちのそこに かけこしはまた かけゆけり つりかけのおと にぶくなしつつ 地の底に駆け来しはまた駆け行けり吊り掛けの音鈍く鳴しつつ ちのそこ …
筑豊電鉄 東中間電停 偲ぶ 日がけりししばのさかえのなごりさえ家居にうずませ見せぬヤマはや 156. ひがけりし しばのさかえの なごりさえ かきょにうずませ みせぬやまはや 日がけりし暫の栄えの名残さえ家居に埋ませ見せぬヤマはや ひが けりし し ばのさ…
筑豊電鉄 筑豊中間電停 往時を偲ぶ 地のそこに黒のたからをほり川の海路ゆわえしかましひらたし 155. ちのそこに くろのたからを ほりかわの うなじゆわえし かましひらたし 地の底に黒の宝を堀り川の海路結わえし囂しひらたし ち のそこに く ろのたからを …
筑豊本線 遠賀川橋梁 あかつき3号 少年期のおぼろな記憶をいぶかしむ なきしのぶ川辺のかげはまことしくあかつきかけし夢を見つれか 046. なきしのぶ かわべのかげは まことしく あかつきかけし ゆめをみつれか 鳴き忍ぶ川辺の影は真しくあかつき駆けし夢を…
中間 香月 椋枝 大辻炭鉱ボタ山 遺跡に祖を偲ぶ 嵩立つは土にあらずと聞きし山 草むすよすか閑にもがもな 011. かさだつは つちにあらずと ききしやま くさむすよすか のどにもがもな 嵩立つは土にあらずと聞きし山 草生す寄す処閑にもがもな か さだつは つ…
筑豊本線 折尾-中間 四線区間をなつかしむ 海をさす四線のそろえ同じくも離会かさねておましましけり 007. うみをさす しせんのそろえ おなじくも りかいかさねて おましましけり 海を差す四線の揃え同じくも離会重ねて御座しましけり うみをさす しせんの…