うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

黒崎

福岡県北九州市黒崎 岡田神社 貞元から黒崎宿へ

福岡県北九州市八幡西区黒崎 岡田神社 神日本磐余彦命に奉る おろがまな 父の御夜を抱きてけむ寓処のなごりうつす皇庭 499. おろがまな かそのおよるを だきてけむ ぐうかのなごり うつすすめにわ 拝まな 父の御夜を抱きてけむ寓処の名残映す/遷す皇庭 お ろ…

黒崎駅 駅前ペデストリアンデッキ しるべひかめく宵くらむ山の影

鹿児島本線 黒崎駅 駅前ペデストリアンデッキ 言祝く 綺羅の陽を逆方に投ぐる楼硝子 空中歩廊に踊るだまし絵 383. きらのひを さかえになぐる ろうがらす くうちゅうほろうに おどるだましえ 綺羅の陽を逆方に投ぐる楼硝子 空中歩廊に踊る騙し絵 き らのひを…

八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 熊鰐も見やるか化学の狼煙

八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 三菱化学 紅白煙突 2016年 Photo by bkn / CC BY-SA 言祝く 願わしくまとう祝きいろのろし傘 蒼な天つき熊の地に立つ 350. ねがわしく まとうほきいろ のろしがさ あおなあめつき くまのちにたつ 願わしく纏う祝き色狼煙傘 …

黒崎祇園山笠 けんか山よと 鉦太鼓 舁きものぼする 回し練り

八幡西区 黒崎 黒崎祇園山笠 言祝く 沓の音の路次にあふれてさかり鳴る響鼓の宵よ今日こそよらめ 349. くつのとの ろしにあふれて さかりなる きょうこのよいよ きょうこそよらめ 沓の音の路次に溢れて盛り鳴る響鼓の宵よ今日こそ寄らめ く つのとの ろ しに…

八幡西区 黒崎城 大坂の桐は絶えにき 元和偃武

八幡西区 黒崎城 元和元年(1615年)廃城 偲ぶ 海べりの九郎の城はさながらに桐の花をなみはかなくなりにき 348. うみべりの くろうのしろは さながらに きりのはなをなみ はかなくなりにき 海縁の九郎の城は宛らに桐の花を無み果無くなりにき うみべりの く…

筑前黒崎宿 櫻屋主人 明治六年改姓 贈従五位 宇都宮正顕

筑前国 遠賀郡 黒崎宿 旅籠 櫻屋 櫻屋主人 古海東四郎を偲ぶ 公卿にも楼に宿りし櫻屋は勤皇あつみ正と顕る 265. くぎょうにも ろうにやどりし さくらやは きんのうあつみ まさとあらわる 公卿にも楼に宿りし櫻屋は勤皇厚み正と顕る く ぎょうにも ろ うにや…

筑前黒崎宿 櫻屋 勤皇の志士 御用達の旅籠

筑前国 遠賀郡 黒崎宿 旅籠 櫻屋 偲ぶ 一新の國のあしたの論つはき櫻の宿に霧ふかめけむ 264. いっしんの くにのあしたの ろんつはき さくらのやどに きりふかめけむ 一新の國の明日/朝の論唾吐き櫻の宿に霧深めけむ いっしんの く にのあしたの ろ んつはき…

黒崎 藤田 三菱化学 紅白煙突 大狼煙 吹かれ呑まれて雲ならず

黒崎 藤田 三菱化学 紅白煙突 言祝く ふりさけば盛土の島にたなびける化学の煙は蒼に溶けつつ 243. ふりさけば じょうどのしまに たなびける かがくのけむは あおにとけつつ 振り放けば盛土の島に棚引ける化学の煙は蒼に溶けつつ ふ りさけば じ ょうどのし…

八幡西区 藤田 春日神社 添うて聞きたき昔語り

八幡西区 藤田 春日神社 偲ぶ 振り建てし入魂の町はたなごころ 之房公とながめためるかも 242. ふりたてし じこんのまちは たなごころ ゆきふさこうと ながめためるかも 振り建てし入魂の町は掌 之房公と眺めためるかも ふ りたてし じ こんのまちは た なご…

八幡西区 藤田 春日神社 松寿丸 生い成る黒崎大明神

八幡西区 藤田 春日神社 武甕槌命に奉る 船泊てし城下のみちをたどりなば春日の宮に花そ咲わむ 241. ふなはてし じょうかのみちを たどりなば かすがのみやに はなそわらわむ 船泊てし城下の道を辿りなば春日の宮に花そ咲わむ ふ なはてし じ ょうかのみちを…

筑前国 長崎街道 黒崎宿 城を廃して宿場興る

筑前国 長崎街道 黒崎宿 偲ぶ 海をつく九郎の端城 退けばささ人馬ざざめき宿場しさからむ 240. うみをつく くろうのはじろ ひけばささ じんばざざめき しゅくばしさからむ 海を衝く九郎の端城 退けば然々人馬ざざめき宿場し盛らむ うみをつ く くろうのはじ …

熊手宮 崗の県主の祖 熊鰐 北九州 上古の英雄

熊手宮 崗の県主の祖 熊鰐 奉る くきの海にますらをのこは出ましけり 崗も喰らへば熊鰐とよぶらし 239. くきのうみに ますらをのこは でましけり おかもくらへば わにとよぶらし 洞海にますら益荒男は出ましけり崗も喰らへば熊鰐と呼ぶらし く きのうみに ま…

黒崎 岡田神社 宿場町に遷座なされし王子宮

黒崎 岡田神社 神日本磐余彦(かむやまといわれひこ) 神日本磐余彦尊に奉る 大事なす神日本なる王子御の謂われひこひくままにありこそ 238. だいじなす かむやまとなる おうじごの いわれひこひく ままにありこそ 大事為す神日本なる王子御の謂われひこ引く…

黒崎 くまで通り商店街 興玉神 街道筋の傘の下 赤い鳥居の猿田彦

黒崎 くまで通り商店街 興玉神 言祝く 黒崎に詣で来るたびのどちひとり 興玉さまやりはつなるかも 236. くろさきに までくるたびの どちひとり おきたまさまや りはつなるかも 黒崎に詣で来る度/旅のどち一人興玉様や利発なるかも く ろさきに まで くるたび…

北九州市八幡西区 舟町 黒崎湊跡 草長けて石くれひとつ湊跡

北九州市八幡西区 舟町 黒崎湊跡 偲ぶ 難波へと来たる人しな棹しげみ浪華みちひく洞の青海 211. なにわへと きたるひとしな さおしげみ ろうかみちひく くきのあおうみ 難波へと来たる人品棹繁み浪華道曳く洞の青海 なにわへ と き たるひとし な さ おしげ …

筑豊電鉄 黒崎駅前電停 黒崎祇園山笠 にぎわうふれあい通り

筑豊電鉄 黒崎駅前電停 言祝き 牛頭天王 素戔嗚尊に奉る 熊手さす路傍の御饗さわぎゆき綺羅きそう山いかにや牛頭え 164. くまでさす ろぼうのみあえ さわぎゆき きらきそうやま いかにやごずえ 熊手差す路傍の御饗騒ぎ行き綺羅競う山如何や牛頭え く までさ…

筑豊電鉄 西黒崎電停 北九州予備校黒崎校 浪年は徒ならず 末の拵えなり

筑豊電鉄 西黒崎電停 言祝く さきざきの禄ひらきゆく薫習は錦と着さね花も咲はむ 159. さきざきの ろくひらきゆく くんじゅうは にしきとけさね はなもわらはむ 先々の禄拓きゆく薫習は錦と着さね花も咲はむ さき ざきの ろ くひらきゆく く んじゅうは にし…

黒崎・小倉 パンと洋菓子のシロヤ サニーパン

パンと洋菓子のシロヤ 言祝く こぼしつつ乳のしみしむ柔つ肌 路次に食みなばしづるしづくしづ 148. こぼしつつ ちちのしみしむ やわつはだ ろしにはみなば しづるしづくしづ 玉噛めば乳汁染み染む柔の肌 路次に食みつつ垂る雫垂づ こぼしつつ ちちのしみしむ…

北九州市八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 三柱

黒崎 三菱化学 紅白煙突 言祝く 熊の地や路次のしるべは幸の白 寿の紅かさね天さす 146. くまのちや ろしのしるべは さきのしろ ことぶきのあか かさねあめさす 熊の地や路次の標は幸の白 寿の紅重ね天指す く まのちや ろ しのしるべは さき のしろ ことぶ…

北九州市八幡西区 舟町 五卿上陸地の碑 古湊に偲ぶ幕末の政変

八幡西区 舟町 五卿上陸地の碑 偲び言祝く 吹き荒るる波七難もまつろわず 筑前の灯にきょうはよすらむ 138. ふきあるる なみしちなんも まつろわず ちくぜんのひに きょうはよすらむ 吹き吹き荒るる波七難も服わず筑前の灯に卿/今日は寄すらむ ふ きあるる …

曲里の松並木 長崎街道 黒崎宿 歳松の二張りばかりのこりけり

長崎街道 黒崎宿 曲里の松並木 往古の松にかしこみ、あたらしき並木に言祝く くきの海 路次に背負わば先にまつ樹々は曲里の並木なりけり 052. くきのうみ ろしにせおわば さきにまつ きぎはまがりの なみきなりけり 洞海 路次に背負わば先に待つ樹々は曲里の…

西鉄北九州線 砂津 - 黒崎駅前 1992年10月24日 廃止

西鉄北九州線 砂津 - 黒崎駅前 終の日を思う 過ぎかれて何そなつかしき終の朝 埋けし轍ろ鈍とひかめく 019. すぎかれて なそなつかしき ついのあさ いけしわだちろ にびとひかめく 過ぎ離れて何そ懐かしき終の朝 埋けし轍路/ろ鈍とひかめく す ぎかれて な …

黒崎 シロヤベーカリー サニーパン 胃の腑 空ならサニー喰うなり

北九州市 八幡西区黒崎 シロヤベーカリー サニーパン 言祝く くうならば路次にかぐわしサニーなる貴偉のたまもて腹をそみたさん 009. くうならば ろしにかぐわし さにいなる きいのたまもて はらをそみたさん 空 / 喰う ならば路次に芳しサニーなる貴偉の玉…