うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

2017-05-10から1日間の記事一覧

直方 向野堅一記念館 日清貿易研究所 功も屍も紙一重の夢

直方 向野堅一記念館(鞍手郡新入村生まれ) 氏の芳友を悼む 清朝ににじむにき日の夕立ちて秀づ兄らは夜露に果てにき 370. しんちょうに にじむにきひの ゆうだちて ひいづあにらは よつゆにはてにき 清朝に滲む和日の夕立ちて秀づ兄らは夜露に果てにき しん…

直方 新町 直方歳時館 三太立志伝の瑞兆は海軍払い下げ鉱にあり

直方 新町 直方歳時館(旧堀三太郎邸) 言祝く 地の子らの万福結びし瀟家こそ三太の放りける御徳なるめり 369. ちのこらの まんぷくむすびし しょうかこそ さんたのほりける ごとくなるめり 地の子らの万福結びし瀟家こそ三太の放りける御徳なるめり ち のこ…

直方 殿町 多賀町公園 貝島太助像 偉丈夫の緑ふかめて星凍てつ

直方 殿町 多賀町公園 貝島太助像 偲び言祝く 魁なりと聞く貝島の祖はひづちわらべ守りつつ緑づきゆく 368. かいなりと きくかいじまの そはひづち わらべもりつつ みどりづきゆく 魁なりと聞く貝島の祖は漬ち/泥打ち童守りつつ緑着きゆく かいなり と きく…

直方 ふるまち通り 古町商店街 今は駅前 昔は道沿い 嵩つむ歴史そ名も語る

直方 ふるまち通り 古町商店街 言祝く 世はふれど降らざる路の丸なりの千尋の傘のふるびやはする 367. よはふれど ふらざるみちの まるなりの ちひろのかさの ふるびやはする 世は経れど降らざる路の丸なりの千尋の傘の旧びやはする よはふれど ふ らざるみ…

直方 御館橋 多賀つ神も見まくいざなう陸蒸気

直方 御館橋 往時の眺めを偲ぶ 出つ入りつしば廻らする転車台 高きに見しは遠ちの煙かも 366. でついりつ しばめぐらする てんしゃだい たかくにみしは おちのけむかも 出つ入りつ暫廻らする転車台高くに見しは遠ちの煙かも でついりつ しば めぐらする て …

直方 長崎街道沿いの町 おらが町の 廃るべきかは 元文元年

直方 長崎街道沿いの町(1736年より) 町年寄 庄野仁右衛門を偲ぶ のぼりくだり往来盛る街村にたぐりし徳は仁の字なるめり 365. のぼりくだり おうらいさかる がいそんに たぐりしとくは にのじなるめり 上り下り往来盛る街村に手繰りし徳は仁の字なるめり …

筑前国 直方 南朝ゆかりの地名にあるか

筑前国 直方 由緒を言祝く 赤心の胆気は猛りがちならし おのこますらそ皇方にたつ 364. せきしんの たんきはたけり がちならし おのこますらそ のうがたにたつ 赤心の胆気は猛り勝ちならし 男益荒そ皇方に立つ せきしんの た んきはたけり が ちならし お の…

筑豊本線 直方駅 旧駅舎 昔めくたたずまい 趣向こらせる車寄せも ついに姿をほどかれたり

筑豊本線 直方駅 旧駅舎 偲ぶ 明治の血 湛えたる屋がまえゆり祖の手しのぶ乗り合いあらか 363. めいじのち たたえたるおく がまえゆり おやのてしのぶ のりあいあらか 明治の血 湛えたる屋構えゆり祖の手偲ぶ乗り合い殿 めいじのち た たえたるおく が まえ…

筑豊本線 直方駅 新駅舎 寿像あつらう黒田支藩の表玄関

筑豊本線 直方駅 新駅舎 言祝く おのこみの頑健ひとつ湛わしくかいなひらきて往来に立つ 362. おのこみの がんけんひとつ たたわしく かいなひらきて おうらいにたつ 男身の頑健一つ湛わしく腕開きて往来に立つ おの こみの が んけんひとつ た たわしく か…

筑前 豊前 国境 福智山 異議あらば 首をかけよと 黒田武士

筑前 豊前 国境の山 福智山 黒田家臣 鷹取城主 母里友信の逸話を偲ぶ 祈む富士に後れはとらぬ岳なりと太兵衛の愛づる福智山かも 361. のむふじに おくれはとらぬ がくなりと たへえのめづる ふくちやまかも 祈む富士に後れは取らぬ岳なりと太兵衛の愛づる福…