うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

2017-04-12から1日間の記事一覧

筑前国 長崎街道 黒崎宿 城を廃して宿場興る

筑前国 長崎街道 黒崎宿 偲ぶ 海をつく九郎の端城 退けばささ人馬ざざめき宿場しさからむ 240. うみをつく くろうのはじろ ひけばささ じんばざざめき しゅくばしさからむ 海を衝く九郎の端城 退けば然々人馬ざざめき宿場し盛らむ うみをつ く くろうのはじ …

熊手宮 崗の県主の祖 熊鰐 北九州 上古の英雄

熊手宮 崗の県主の祖 熊鰐 奉る くきの海にますらをのこは出ましけり 崗も喰らへば熊鰐とよぶらし 239. くきのうみに ますらをのこは でましけり おかもくらへば わにとよぶらし 洞海にますら益荒男は出ましけり崗も喰らへば熊鰐と呼ぶらし く きのうみに ま…

黒崎 岡田神社 宿場町に遷座なされし王子宮

黒崎 岡田神社 神日本磐余彦(かむやまといわれひこ) 神日本磐余彦尊に奉る 大事なす神日本なる王子御の謂われひこひくままにありこそ 238. だいじなす かむやまとなる おうじごの いわれひこひく ままにありこそ 大事為す神日本なる王子御の謂われひこ引く…

興玉神 おきたまのかみ 路におわすは おおたのみことか猿田の神か

興玉神 おきたまのかみ 奉る 遠つ祖 おきたまひける野の石にかしこみ拝む道すがらかも 237. とほつおや おきたまひける ののいしに かしこみをがむ みちすがらかも 遠つ祖 置き/招き賜ひける野の石に畏み拝む道すがらかも とほつおや おきたま ひける の の…

黒崎 くまで通り商店街 興玉神 街道筋の傘の下 赤い鳥居の猿田彦

黒崎 くまで通り商店街 興玉神 言祝く 黒崎に詣で来るたびのどちひとり 興玉さまやりはつなるかも 236. くろさきに までくるたびの どちひとり おきたまさまや りはつなるかも 黒崎に詣で来る度/旅のどち一人興玉様や利発なるかも く ろさきに まで くるたび…

志賀島 漢委奴国王印 甚兵衛 匣ひらき 南冥 素性さだむ

志賀島 漢委奴国王印 出土の地 偲び言祝く 貢せしおりのみやげか資珂島のくがねのしるします叶の浜 235. みつきせし おりのみやげか しかしまの くがねのしるし ますかなのはま 貢せし折の土産か資珂島の黄金の印坐す叶の浜 みつきせ し おりのみやげ か し…

中間市 垣生公園 水ぬるまば花さかる 皇后ゆかりの社のたもと

中間市 垣生公園 言祝く 花葉吹く無為の日和に小舟さしうしろにくくる延壽橋かも 234. はなはぶく ぶいのひよりに こぶねさし うしろにくくる えんじゅばしかも 花葉吹く無為の日和に小舟差し後ろに潜る延壽橋かも は なはぶく ぶ いのひよりに こ ぶねさし …

中間市 堀川の中間唐戸 弁天橋わたれば市寸の比売の小さな祠

中間市 堀川の中間唐戸 厳島神社 市杵島姫命に奉る 道ぬしのまねくほこらにかしこめば流れはひらく堀川唐戸 233. みちぬしの まねくほこらに かしこめば ながれはひらく ほりかわからと 道主の招く祠に畏めば流れは開く堀川唐戸 みちぬしの ま ねくほこらに …

中間市 堀川 馬この皮かわらしの肌か 河童の証文 浸まざりき

中間市 堀川 伝承によせて偲ぶ わきまえし河童ひそみぬ律儀にもほとびたらめやほのみえなくに 232. わきまえし かっぱひそみぬ りちぎにも ほとびたらめや ほのみえなくに 弁えし河童潜みぬ律儀にも潤びたらめや仄見え無くに わ きまえし か っぱひそみぬ り…

遠賀川 崗の水門 かしこき船むら みちひらく ほまれはじなき 熊つ鰐

遠賀川 崗の水門 言祝く 帆風たち熊鰐のてひきに雁もたつ 眼下蒼めく崗の行幸に 231. ほかぜたち わにのてひきに がんもたつ がんかあおめく おかのみゆきに 帆風立ち熊鰐の手引きに雁も発つ 眼下蒼めく崗の行幸に ほかぜたち わ にのてひきに が んもたつ …