うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

日本四十七国めぐりの旅

神奈川県 童謡「赤い靴」 異人さんにつれられて

神奈川県 偲ぶ 赤い靴 駆りし娘の名を問えど外国船は侘び鳴くばかりに 184. あかいくつ かりしむすめの なをとえど がいこくせんは わびなくばかりに 赤い靴 駆りし娘の名を問えど外国船は侘び鳴くばかりに あかいくつ か りしむすめの な をとえど が いこ…

佐賀県 バルーンフェスタ 晩秋の空に色うる熱気球

佐賀県 言祝く 火やさかれ 三千世界の涯のはていかで見てしかいよ翔らなも 183. ひやさかれ さんぜんせかいの がいのはて いかでみてしか いよかけらなも 火や盛れ三千世界の涯の果て如何で見てしかいよ翔らなも ひ やさかれ さんぜ んせかいの が いのはて …

鹿児島県 知覧 万世 指宿 鹿屋 串良 国分 出水 南海に玉と砕けぬ

鹿児島県 先つ兄を悼む かえらざる護国の盾をしのぶればまぶたにちらむ笑顔あどなく 182. かえらざる ごこくのたてを しのぶれば まぶたにちらむ えがおあどなく かえらざる護国の盾を偲ぶれば瞼に散らむ笑顔あどなく か えらざる ご こくのたてを し のぶれ…

福岡県 博多 中洲屋台 餉にまぎれなき筑前国

福岡県 言祝く 冬にこそ食うべきもののおおくあれ 風にあしむく川端のれん 180. ふゆにこそ くうべきものの おおくあれ かぜにあしむく かわばたのれん 冬にこそ食うべき物の多く有れ風に足向く川端暖簾 ふ ゆにこそ く うべきものの お おくあれ か ぜにあ…

埼玉県 もっとも「市」の多い県 幸魂も多く居つく

埼玉県 言祝く 里々に色い彩うる武つ国 まほらうららにさえたまうかも 177. さとざとに いろいいろうる たけつくに まほらうららに さえたまうかも 里々に色い彩うる武つ国まほら麗らに冴えたまうかも さ とざとに い ろいいろうる た けつくに ま ほらうら…

宮城県 松島 「松島や」とは詠まざらし月おぼろ

宮城県 言祝く 見蕩れしは八十の松島 銀いろこゆれる入り江にかかる望月 151. みとれしは やそのまつしま ぎんいろこ ゆれるいりえに かかるもちづき 見蕩れしは八十の松島銀鱗揺れる入り江に架かる望月 み とれしは や そのまつしま ぎ んいろこ ゆれるいり…

秋田県 秋田美人 艶に言祝く秋田産

秋田県 詠う あわゆきや きめうるわしきたおやめのながみとけしはまぶのおもかげ 150. あわゆきや きめうるわしき たおやめの ながみとけしは まぶのおもかげ 淡雪や肌理麗しき手弱女の長み溶けしは眩の面影 あ わゆきや き めうるわしき た おやめの な が…

大分県 湯の国 脱がせ上手の豊つ国

大分県 言祝く 豊の路はたから湧くみちいで湯みち 帯もときめく温泉めぐり 149. とよのじは たからわくみち いでゆみち おびもときめく おんせんめぐり 豊の路は宝湧く路出湯路 帯も 解き/とき めく温泉巡り とよのじは た からわくみち い でゆみち お びも…

熊本県 阿蘇 おだやかなれとこしえに

熊本県 かしこむ 草千里馬子にひかるるもどり路の遠く中岳くすぶりてあり 147. くさせんり まごにひかるる もどりじの とおくなかだけ くすぶりてあり 草千里馬子に牽かるる戻り路に遠く中岳燻りて在り く させんり ま ごにひかるる も どりじの と おくなか…

長崎県 長崎市 祈念坂 たもとに可倶戴天の異教あり

長崎県 言祝く 凪ぐ海を眼下に見やる坂あらば祈念そしなむおのがすべから 142. なぐうみを がんかにみやる さかあらば きねんそしなむ おのがすべから 凪海を眼下に見遣る坂あらば祈念そしなむ己が術から な ぐうみを が んかにみやる さ かあらば き ねんそ…

愛媛県 みかん 時じくの香ぐの木の実

愛媛県 田道間守の伝承を偲び伊予国を言祝く えだえだに陽の果見るこそめでたけれ 時じ常世もいよよ近めり 141. えだえだに ひのかみるこそ めでたけれ ときじとこよも いよよちかめり 枝々に陽の果見るこそ目出度けれ 時じ常世もいよよ近めり え だえだに …

福島県 信夫山 JRA福島競馬場 三春駒の待つ決勝板

福島県 言祝く ふりさけば雲に枕きぬる信夫山 馬屋に歩けば暫の七夕 139. ふりさけば くもにまきぬる しのぶやま まやにあるけば しばのたなばた 振り放けば雲に枕きぬる信夫山 馬屋に歩けば暫の七夕 ふ りさけば く もにまきぬる し のぶやま ま やにあるけ…

香川県 讃岐うどん しららつやらに ゆかしかきたしうどん県

香川県 言祝く いりこだしかぐわしみ かきがたきかも 沸きたつつゆのつゆさめなくに 134. いりこだし かぐわしみかき がたきかも わきたつつゆの つゆさめなくに 炒り子出汁芳しみかき難きかも沸き立つ汁の露醒め/冷めなくに いりこだし か ぐわしみかき が …

山形県 さくらんぼ あまくれないの小宝珠

山形県 言祝く 八重つやら真紅の玉の雅味あまみ讃えもたかむ佐藤錦よ 098. やえつやら まあかのたまの がみあまみ たたえもたかむ さとうにしきよ 八重艶ら真紅の玉の雅味甘み讃えも高む佐藤錦よ や えつやら ま あかのたまの が みあまみ た たえもたかむ …

岩手県 南部鉄器 まろびいる宿の焼べこそ馳走なれ

岩手県 南部鉄器 言祝く いろり火や 沸かまくに焼く鉄瓶の湯気たつ黒の凍みにけるまま 097. いろりびや わかまくにやく てつびんの ゆげたつくろの しみにけるまま 囲炉裏火や 沸かまくに焼く鉄瓶の湯気立つ黒の凍みにける儘 い ろりびや わ かまくにやく て…

青森県 うつくし岩木山とうまし林檎の実

青森県 言祝く 朝な夕な お岩木山の燃えさしてりんごはかくも紅くみのるか 096. あさなゆうな おいわきやまの もえさして りんごはかくも あかくみのるか 朝な夕な お岩木山の燃え差して林檎はかくも紅く実るか あ さなゆうな お いわきやまの も えさして …

北海道 雪かきの地に怠け者あるか

北海道 言祝く 頬あかめつたなく雪道かく子らはいかな凍れもどうなく咲いぬ 095. ほほあかめ つたなくゆきじ かくこらは いかなしばれも どうなくわらいぬ 頬赤め拙く雪道掻く子らは如何な凍れも動無く咲いぬ ほ ほあかめ つ たなくゆきじ か くこらは い か…

秋津島 八洲 敷島 中つ国 大和 瑞の穂 出づる日の本

日本国 言祝く 秋さらば黄金めく穂に秋津来ん さらばかかやく秋津島じま 094. あきさらば くがねめくほに あきつこん さらばかかやく あきつしまじま 秋さらば黄金めく穂に秋津来ん然らば輝く秋津島々 あきさらば くげねめく ほに あきつ こん さらばかかや …

東京 江戸を引き継ぐ国つ都

首都 東京 言祝く 徳川の移りこしゆり今日日までよくもはえたるうまし国都よ 034. とくがわの うつりこしゆり きょうびまで よくもはえたる うましこくとよ 徳川の移り来しゆり今日日までよくも栄えたる美し国都よ と くがわの う つりこしゆり き ょうびま…