うたのみあらか

かみほめ つちほめ たてまつる みそひとつ

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 熊鰐も見やるか化学の狼煙

八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 三菱化学 紅白煙突 2016年 Photo by bkn / CC BY-SA 言祝く 願わしくまとう祝きいろのろし傘 蒼な天つき熊の地に立つ 350. ねがわしく まとうほきいろ のろしがさ あおなあめつき くまのちにたつ 願わしく纏う祝き色狼煙傘 …

黒崎祇園山笠 けんか山よと 鉦太鼓 舁きものぼする 回し練り

八幡西区 黒崎 黒崎祇園山笠 言祝く 沓の音の路次にあふれてさかり鳴る響鼓の宵よ今日こそよらめ 349. くつのとの ろしにあふれて さかりなる きょうこのよいよ きょうこそよらめ 沓の音の路次に溢れて盛り鳴る響鼓の宵よ今日こそ寄らめ く つのとの ろ しに…

八幡西区 黒崎城 大坂の桐は絶えにき 元和偃武

八幡西区 黒崎城 元和元年(1615年)廃城 偲ぶ 海べりの九郎の城はさながらに桐の花をなみはかなくなりにき 348. うみべりの くろうのしろは さながらに きりのはなをなみ はかなくなりにき 海縁の九郎の城は宛らに桐の花を無み果無くなりにき うみべりの く…

北九州市 八幡東区 スペースワールド 享年二十七

北九州市 八幡東区 スペースワールド 偲ぶ 次いつつ舗道へ据え立つは饗花火狩るどちの縄張り 347. すがいつつ ペーブメントへ すえだつは あえはなびかる どちのなわばり 次いつつ舗道へ据え立つは饗花火狩るどちの縄張り す がいつつ ぺ ーブメント え す …

北九州市 八幡東区 枝光 上古のあらまし つちの名は語る

北九州市 八幡東区 枝光 地名の由緒を言祝く 筑紫路に行幸むかうる大禧よと縁を枝にかけ熊鰐は待ち兼ね 346. つくしじに みゆきむかうる だいきよと えにをえにかけ わにはまちかね 筑紫路に行幸迎うる大禧よと縁を枝に掛け熊鰐は待ち兼ね つ くしじに み ゆ…

JR九州 戸畑駅 北口 おおけなき影 いにしえのじゅうのごと

JR九州 戸畑駅 北口 言祝く 渡し場の道にそびゆる大傘は薔薇くれないに突跨してわす 345. わたしばの みちにそびゆる たいさんは ばらくれないに とっこしてわす 渡し場の道に聳ゆる大傘は薔薇紅に突跨して座す わたしばの みちにそびゆる た いさんは ば ら…

若戸大橋 くきの海わたる神 戸畑若松 どちの事代主

北九州市 若戸大橋 言祝く 白妙の波頭のわかつ陸々におわすえびすも渡しあうらし 344. しろたえの はとうのわかつ おかおかに おわすえびすも わたしあうらし 白妙の波頭の分かつ陸々に御座す恵比須も渡し合うらし し ろたえの は と うのわかつ お か おか…

高塔山 展望台 中ノ島も大橋も熊鰐御の澪もながめてけむ

北九州市 若松区 高塔山 展望台 言祝く 八重ぶすま打ち敷く海は時じくにかくしも見えねたちそふ峰ゆり 343. やへぶすま うちしくうみは ときじくに かくしもみえね たちそふねゆり 八重衾 打ち敷く海は時じくにかくしも見えね立ち添ふ峰ゆり や えぶす ま う…

洞海湾 くきのうみ 海面に踊るは熊鰐と戯れし波の末

洞海湾 くきのうみ 言祝く 熊鰐の来まし遊びし曩古ゆり澪絶えかてぬ胎母の海なれ 342. くまわにの きましあそびし のうこゆり みおたえかてぬ はらものうみなれ 熊鰐の来まし遊びし曩古ゆり澪絶えかてぬ胎母の海なれ く まわにの き ましあそびし のう こゆ…

熊鰐命こそ

崗の県主の祖 熊鰐 誓ふ くすみなく真青とひらくわたのはら匂うまことの祖つ神なれ 341. くすみなく まさおとひらく わたのはら におうまことの おやつかみなれ くすみなく真青と開く海原匂う誠の祖つ神なれ く すみなく ま さおとひらく わ たのはら に お…

安徳帝こそ

壇ノ浦にほどけしおさなみかど 安徳天皇 誓ふ くしはみづらとしはわずかに晏駕へて千代に祀らるる水天さまなれ 340. くしはみづら としはわずかに あんがへて ちよにまつらるる すいてんさまなれ 髪は美豆良 齢は僅かに晏駕経て千代に祀らるる水天様なれ く …

榊比売神こそ

平家のまかたち おみなやまいの救い神 榊姫 誓ふ おみなこの錆びなばいつき快癒さし祈念なさるる比売の神なれ 339. おみなこの さびなばいつき かいゆさし きねんなさるる ひめのかみなれ 女子の錆びなば傅き快癒さし祈念なさるる比売の神なれ おみなこの さ…

菅原道真公こそ

天満大自在天神 菅原道真 誓ふ 御祟りに朝衣の君も寝覚め悪しみ北野に祀る天神さまなれ 338. みたたりに ちょういのきみも ねざめあしみ きたのにまつる てんじんさまなれ 御祟りに朝衣の君も寝覚め悪しみ北野に祀る天神様なれ み たたりに ち ょういのきみ…

大宜都比売命こそ

五穀養蚕の神 大宜都比売 誓ふ 生おしたる下々の糧にも艶めかし日めくりめぐむ食の神なれ 337. おおしたる げげのかてにも つやめかし ひめくりめぐむ うけのかみなれ 生おしたる下々の糧にも艶めかし日捲り恵む食の神なれ おお したる げ のかてにも つ や…

豊受比売命こそ

外宮の度相に坐す神 豊受比売 誓ふ 伽こいし陽貴のそばに庇恵あれとめしあげらるる御饌の神なれ 336. とぎこいし ようきのそばに ひけいあれと めしあげらるる みけのかみなれ 伽請いし陽貴の傍に庇恵在れと召し/飯上げらるる御饌の神なれ と ぎこいし よう …

興玉神こそ

皇大神宮大宮所の地主神 猿田彦か大田命か 興玉神 誓ふ 追分に来ては去りゆくたまのおの仮庵にも添う道の神なれ 335. おいわけに きてはさりゆく たまのおの かりおにもそう みちのかみなれ 追分に来ては去りゆく玉の緒の仮庵にも添う道の神なれ お いわけに…

誉田別命こそ

八幡神 応神天皇 誉田別 誓ふ 帆船たて向くる新羅のわたはらみ日長く寝ぬる八幡神なれ 334. ほぶねたて むくるしらぎの わたはらみ けながくいぬる やはたのかみなれ 帆船立て向くる新羅の海原回/孕み日長く寝ぬる八幡神なれ ほ ぶねたて む くるしらぎの わ…

息長帯比売命こそ

聖母 神功皇后 息長帯比売 誓ふ 沖つ辺にながすみぐしの垂乳女は尚武もしたふ比売の神なれ 333. おきつへに ながすみぐしの たらちめは しょうぶもしたふ ひめのかみなれ 沖つ辺に流す御髪の垂乳女は尚武も慕う比売の神なれ おき つへに なが すみぐしの た…

倭武命こそ

小碓命 白鳥の皇子 日本武尊 誓ふ やさ御衣まといかたきをたちしずめける白鳥のますら御子なれ 332. やさみけし まといかたきを たちしずめ けるしらとりの ますらみこなれ 優御衣纏い敵を絶ち鎮めける白鳥の益荒御子なれ や さみけし まと いかたきを た ち…

神日本磐余彦命こそ

初代天皇 神日本磐余彦 誓ふ 紘八方一つ家となす令しけば和となす国の一の君なれ 331. こうはちえ ひとつやとなす れいしけば わとなすくにの いちのきみなれ 紘八方一つ家と為す令敷けば和と為す国の一の君なれ こ うはちえ ひ とつやとなす れ いしけば わ…

宇迦之御魂大神こそ

穀物神 稲荷神 宇迦之御魂 誓ふ かうる食はのえふす嘉禾のみたからとましろにかしく稲荷神なれ 330. かうるけは のえふすかかの みたからと ましろにかしく いなりのかみなれ 代うる食は偃す嘉禾の御宝と真白に炊く稲荷神なれ かう るけは の えふすかかの …

市杵島比売命こそ

田島 辺津宮の比売 市杵島姫 誓ふ 斎みあらば近つ湊に来立ち召し島へつ見やる比売のすえなれ 329. いみあらば ちかつみなとに きたちめし しまへつみやる ひめのすえなれ 斎み在らば近つ湊に来立ち召し島辺津見やる比売の末なれ い みあらば ち かつみなとに…

湍津比売命こそ

大島 中津宮の比売 湍津姫 誓ふ 中つ海にたどほく浮ける玉体もつぶらかにます比売のなかなれ 328. なかつみに たどほくうける ぎょくたいも つぶらかにます ひめのなかなれ 中つ海にたどほく浮ける玉体も円らかに坐す比売の中なれ なかつみに た どほくうけ…

田心比売命こそ

沖ノ島 沖津宮の比売 田心姫 誓ふ 沖津ゆりたまゆらさかる御座船に稜威わたらす比売のかみなれ 327. おきつゆり たまゆらさかる ござぶねに りょういわたらす ひめのかみなれ 沖津ゆり玉響離る御座船に稜威渡らす比売の上なれ おきつゆり た まゆらさかる ご…

宗像三女神こそ

天孫奉り祭らるる三女神 道主貴 宗像神 誓ふ むす波の並みの果てしにかしこまばたまも潮つく海つ比売神なれ 326. むすなみの なみのはてしに かしこまば たまもしおつく みつひめがみなれ 生す波の並みの果てしに畏まば珠も/玉裳潮漬く海つ比売神なれ む す…

住吉三神こそ

海の三柱 住吉神 誓ふ 澄みの江にみたまおきてはよるへにも潮けぶりたつ海つ柱なれ 325. すみのえに みたまおきては よるへにも しおけぶりたつ みつはしらなれ 澄みの江に御魂置き/招きては寄る辺/舳にも潮煙立つ海つ柱なれ す みのえに み たまおきては よ…

磐長比売命こそ

常しえに絶えぬ磐の神 にびに隠るるうつくし神 磐長姫 誓ふ めす海の漬つるほとりに頑とさし萎ゆることなき磐の比売なれ 324. めすうみの ひつるほとりに がんとさし なゆることなき いわのひめなれ 見す海の漬つる畔に頑と挿し萎ゆる事無き磐の比売なれ め …

木花咲耶比売命こそ

栄ゆれど命みじかき花の神 富士の社の浅間神 木花咲耶姫 誓ふ 小寂びたる野暮れの世ゆりはや去なばなごり尽くまじ花の比売なれ 323. こさびたる のくれのよゆり はやいなば なごりつくまじ はなのひめなれ 小寂びたる野暮れの世ゆり早去なば名残り尽くまじ花…

大山祇大神こそ

山の神 大山祇 誓ふ 思し召すおやのこころにまつろわぬ罪避りかてぬ山つ神なれ 322. おぼしめす おやのこころに まつろわぬ つみさりかてぬ やまつかみなれ 思し召す親の心に服わぬ罪避りかてぬ山つ神なれ お ぼしめす おや のこころに ま つろわぬ つみ さ…

猿田彦大神こそ

道の神 導きの神 庚申の神 塞の神 猿田彦 誓ふ 晃芯の灯のまなこもて玉鉾の累をかまえるさいの神なれ 321. こうしんの ひのまなこもて たまほこの るいをかまえる さいのかみなれ 晃芯の灯の眼以て玉鉾の累を構える塞の神なれ こ うしんの ひ のまなこもて …